養育費について公正証書を作成した妻Dさんの事例
状況
会社員のDさんは,夫と約5年前に結婚しました。
Dさんと夫との間には幼い1人の子どもがいます。
夫は,突然,会社を辞めて,県外に行ってしまいました。しばらくして,Dさんのもとに夫から手紙が来ました。離婚を求める内容でした。夫は,県外で新たに就職し,女性と暮らしているようでした。
弁護士の関わり
弁護士は,依頼を受けて,夫が転居した住所宛に,手紙を出しました。その後,しばらくして,夫も弁護士を付けたので,弁護士同士の交渉となりました。
Dさんと夫間の離婚,Dさんが子の親権者となること,夫からDさんへの慰謝料の支払,養育費の支払,今後の子と夫の面会について,協議離婚書を作成しました。
慰謝料の受け渡しについて,弁護士が間に入って確実に預かることができたので,離婚と親権者と養育費の支払いについての取り決めを公正証書で行いました。
補足
養育費について,公正証書を作成していますので,支払が滞った場合,夫の給料差押え等の強制執行ができます。
離婚後,子の養育費を払わなくなる人が多いので,離婚の際に公正証書を作成しておくことが大切です。
この記事を担当した弁護士
弁護士法人ユスティティア 代表弁護士
森本 精一
保有資格弁護士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
専門分野企業法務、債務整理、離婚、交通事故、相続
経歴
昭和60年3月 | 中央大学法学部法律学科卒業 (渥美東洋ゼミ・中央大学真法会) |
昭和63年10月 | 司法試験合格 |
平成元年4月 | 最高裁判所司法修習生採用(43期司法修習生) |
平成3年4月 | 弁護士登録(東京弁護士会登録) |
平成6年11月 | 長崎県弁護士会へ登録換 開業 森本精一法律事務所開設 |
平成13年10月 | CFP(ファイナンシャルプランナー上級)資格取得 |
平成14年4月 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士取得 |
平成25年1月 | 弁護士法人ユスティティア設立 |