残業代・未払給料と解雇予告手当を取得したIさんの事例
状況
Iさんは,建設業の会社に勤務していました。勤務期間は約1年くらいです。
Iさんの勤務していた会社は,シフト制で不規則勤務でした。
Iさんは,勤務を開始してから体調も崩すことがありました。
残業代もIさんが勤務時間をつけていたノートに対応する時間分の金額はもらえていませんでした。
Iさんは,会社を辞めたいと考え,会社の上司に相談をしたところ,社長から翌日から来なくて良いと言われました。
Iさんは,体調も悪く,直接,会社に対し,もらっていない未払給料などを請求することができません。
Iさんは,労働基準監督署に相談した上で,弁護士に相談に来られました。
弁護士の関わり
弁護士は,Iさんがもらっていない残業代,未払給料,解雇予告手当(30日分以上の平均賃金)等について計算して,Iさんの元勤務先の会社に支払を求める郵便を送りました。
交渉では払って来ないことがわかったので,訴訟を提起しました。
裁判上,Iさんと会社は和解し,Iさんは,会社から未払残業代・勤務最後の月の未払給料,解雇予告手当の支払いを受けました。
この事件では,Iさんには,会社を辞めたいという気持があったので,解雇が無効であると争うことはしていません。
この記事を担当した弁護士
弁護士法人ユスティティア 代表弁護士
森本 精一
保有資格弁護士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
専門分野企業法務、債務整理、離婚、交通事故、相続
経歴
昭和60年3月 | 中央大学法学部法律学科卒業 (渥美東洋ゼミ・中央大学真法会) |
昭和63年10月 | 司法試験合格 |
平成元年4月 | 最高裁判所司法修習生採用(43期司法修習生) |
平成3年4月 | 弁護士登録(東京弁護士会登録) |
平成6年11月 | 長崎県弁護士会へ登録換 開業 森本精一法律事務所開設 |
平成13年10月 | CFP(ファイナンシャルプランナー上級)資格取得 |
平成14年4月 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士取得 |
平成25年1月 | 弁護士法人ユスティティア設立 |