過払いと残債務が残った債権者が混在した事例
③ Cさんの場合(過払いと残債務が残った債権者が混在したケース)
(相談時の借入状況)
1 債務総額 約320万円
2 内訳
債権者1 消費者金融 約200万円
債権者2 消費者金融 約70万円
債権者3 消費者金融 約30万円
債権者4 消費者金融 約20万円
(当事務所に依頼した結果)
債権者1 消費者金融 約200万円 → 約100万円の過払金を回収(経済的利益300万円)
債権者2 消費者金融 約70万円 → 約50万円を分割払いで和解(経済的利益20万円)
債権者3 消費者金融 約30万円 → 約2万円の一括払いで和解(経済的利益28万円)
債権者4 消費者金融 約20万円 → 約10万円を分割払いで和解(経済的利益10万円)
(結果・コメント)
法手利息で引き直し計算した結果,過払金が発生した債権者と,債務が残った債権者が混在した事案です。債務が残った債権者3社に対しては,ねばり強く減額交渉を続け,無理のない額での分割払いで和解しました。
その後,回収した過払金を原資として債務残高を一括払いし,最終的にはCさんの手元には過払金の残約38万円が残りました。経済的利益を基準にすると358万円の利益がもたらされたことになります。
この記事を担当した弁護士
弁護士法人ユスティティア 代表弁護士
森本 精一
保有資格弁護士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
専門分野企業法務、債務整理、離婚、交通事故、相続
経歴
昭和60年3月 | 中央大学法学部法律学科卒業 (渥美東洋ゼミ・中央大学真法会) |
昭和63年10月 | 司法試験合格 |
平成元年4月 | 最高裁判所司法修習生採用(43期司法修習生) |
平成3年4月 | 弁護士登録(東京弁護士会登録) |
平成6年11月 | 長崎県弁護士会へ登録換 開業 森本精一法律事務所開設 |
平成13年10月 | CFP(ファイナンシャルプランナー上級)資格取得 |
平成14年4月 | 1級ファイナンシャル・プランニング技能士取得 |
平成25年1月 | 弁護士法人ユスティティア設立 |