臨検監督とは,
労働基準関係の法令(労働基準法,最低賃金法,労働安全衛生法など)に基づいて,労働基準監督官が,労働者の労働条件や,機械・設備・職場環境の検査・確認や指導を行う事業場への立入調査のことです。
労働基準関係の法令(労働基準法,最低賃金法,労働安全衛生法など)に基づいて,労働基準監督官が,労働者の労働条件や,機械・設備・職場環境の検査・確認や指導を行う事業場への立入調査のことです。
臨検監督の種類
臨検監督には,定期監督,申告監督,災害時監督,再監督があります。
定期監督
定期監督とは,労基署が任意に選定した事業場に対して,法違反の有無やその是正・改善指導のために行う臨検監督のことです。労基署が当該年間計画のテーマに基づいて,重点対象に該当する事業場を選定して行う,最も一般的な調査です。
申告監督
申告監督とは,労働者本人の権利救済を求める相談・申告に基づく臨検監督のことです。
災害時監督
災害時監督とは,労働災害が発生し,その発生原因に法令違反があると考えられるときに行う臨検監督のことです。
再監督
再監督とは,法令違反が悪質重大である場合や,適正な是正報告などが行われない場合に,再度実施する臨検監督のことです。
是正監督書
臨検監督の結果,法令違反が発見された場合は,是正勧告書が交付され,法令違反を是正するよう勧告されることになります。
是正されない場合には送検される場合がありますので,注意が必要です。
是正監督署が交付された場合には弁護士に相談して,是正方法を確認していただくのも一つの方法です。